WordPress には下書きやレビュー待ちなどさまざまな投稿ステータスが用意されていますが、それら投稿ステータスの中でも似て非なるステータス「下書き」と「非公開」があります。
どちらも一般公開されていない記事に割り当てられるステータスですが、一体何が違うのか・どう使い分けていいのかわからない人もいるはずです。
そこで今回は WordPress の投稿ステータス「下書き」と「非公開」の違いについて解説していきます。
「下書き」と「非公開」の違い
WordPress における下書きは、記事を新規作成した直後のステータスで、外部から記事を閲覧できないのはもちろんのこと、新着記事一覧などにも表示されません。
それに対し「非公開」は、外部から記事を閲覧できないのは「下書き」と同じであるものの、編集・閲覧できるユーザーが管理者と編集者に限定され、投稿者・寄稿者など低い権限のユーザーからはログインしていても編集・閲覧できなくなっています。
どのように使い分ける?
記事を公開したくないだけであれば下書き非公開どちらを指定しても問題ありませんが、作成途中の非公開記事と、公開していたけど後で非公開にした記事を区別する際に「下書き」と「非公開」ステータスを使い分けることで記事の管理がしやすくなります。
非公開にする記事を全て下書きにしていると、どの記事が完成していてどの記事が未完成なのか分からなくなってしまいやすく、記事の管理が煩雑になります。
複数人で一つの WordPress サイトを管理・執筆している場合、Aさんは非公開にするために下書きに戻した記事を把握しているけど、Bさんは把握しておらず未完成の記事だと判断して不要な編集をしてしまう可能性があります。
全て一人で管理している個人ブログであればこのようなトラブルは起きませんが、複数人で WordPress サイトを管理している場合は「下書き」と「非公開」をうまく使い分けて記事を管理すると良いでしょう。
ステータス | 使い方 |
---|---|
下書き | 未完成記事。 完成次第、レビュー待ちに切り替えて校閲する・校閲担当に引き継ぐ |
レビュー待ち | 下書き完成済み、校閲待ち。 校閲完了次第、予約投稿もしくはそのまま公開する |
予約投稿 | 完成済み。投稿日時が確定しているときに使用 |
非公開 | 完成済み・公開後、何らかの理由で非公開にするときに使用 |
上記のとおりに管理する必要はないですが、記事の管理手法を確立していない場合は参考にしてみてください。