WordPress で後悔していた記事を非公開に戻したものの、インデックスされ続けていることに気づいた人もいるのではないでしょうか。
非公開にしたページにアクセスされても404エラーになるだけだから、SEO的に早くインデックスから消えて欲しいと思っている人もいるはずです。
そこで今回は、非公開にした記事がインデックスされ続けるワケやそのままにしていて大丈夫なのかどうかについて解説していきます。
記事を非公開にしてもインデックスされ続ける原因
「noindex = 非公開・インデックスから削除される」と勘違いしている
HTML のmetaタグの一つにインデックスさせないようにするnoindex属性があります。
これは、Googleの検索エンジンなどnoindexを評価する検索エンジンに、まだインデックスされていない記事をインデックスされることを防止するための属性であり、インデックスの削除とは無関係なのです。
そのため、すでにインデックスされた記事をnoindexに変えても、インデックスしてる価値があると Google 検索エンジンが判断した場合はずっとインデックスに残り続けます。
noindexはインデックスさせないために使いますが、インデックスを削除するためには使えないので注意してください。
単純にインデックスから削除されていないだけ
インデックスはされているものの、全く更新されていない記事は再クロールまで数ヶ月単位かかることがあります(インデックス状況を更新する必要性が低いため)。
そのため、Google 検索エンジンがまだ非公開にした記事をクロールしておらず、記事が非公開にされた(閲覧できなくなった)ことに気づいていない可能性があります。
Search Consoleではクロールの統計情報から最終クロール日時を確認できますが、下記画像ではクロール状況を確認したのが2022年6月でしたが、最終クロール日時が3月、3ヶ月前になっているものがたくさんあります。


非公開にしたのにインデックスが削除されない原因は、非公開にしてからクロールが一度も来ていない可能性が考えられます。
強制的にインデックスを削除する方法
公開していないのにインデックスに残り続けるのは気持ち悪いという人もいるはずです。
そういう人は Search Console から直接インデックスの削除リクエストを送ると良いでしょう。
削除リクエストの送り方

をクリックし、インデックスを削除したいページの URL を入力します。

これでなかなかインデックスから削除されないページのインデックスを削除することができます。
正確には一時的な削除であり、6ヶ月間インデックスに登録することがブロックされている状態ですが、6ヶ月経過後にクロールに失敗した場合(記事を非公開にしたまま)は再インデックスされず、完全にインデックスから削除されます。
これで、非公開にしたページのインデックスを強制的に削除することができます。
非公開にした記事がインデックスされたままで困っている人は、Search Consoleからインデックスの削除リクエストを送るようにしてください。